七十路日記

日々の思いつき独り言

お墓参り

朝まで降っていた雨も上がり、

今は晴れて暖かい。


風は強いが春一番ほどでは無い。


火曜日の休みに、

姪っ子と一緒に彼女の母親のお墓参りに行ってきた。


上着の要らない暖かい日だった。


姪っ子のいうお洒落な花屋さんに行き、

仏花を買うつもりが、


彼岸だというのに、

仏花は置いてなかった。


姪っ子は昨年離婚して貧乏生活をしている。


彼女の選んだ花束の代金を私が出した。ペイペイで。


日中暖かいと言っても、

夜明け前の最低温度はまだ氷点下。


町外れの墓地には雪が残っている。


その日の昼間だけの命のような繊細な花束を、

先にさしてある菊主体の仏花の横に無理矢理差し込んで手を合わせた。



彼女の母親は夫の長女姉。


私に取って小姑だが、

周りの人に惜しまれるほどいい人だった。


私の無神経な、

義長女の母である姑の愚痴、

弟の愚痴を嫁目線で頷いて受け止めてくれた。


いっぱいいっぱいお世話になって、

実の姉のように接してくれたお返しを、

彼女の娘に返したい。



義長女は余命を知って、

身辺整理をして、


旅だった。