七十路日記

日々の思いつき独り言

従姉妹の今

晴れ。

寒波も去ったよう。


昨夜、

6歳年上の従姉から電話があった。


北海道の天候のニュースが流れると電話をくれる。

毎回、北海道は広くてニュースにならない地域に住んでいると言ってはいるが、

北海道ひとくくりで私を思い出してくれるようだ。


最近の電話では、

自分はボケて何でも忘れると嘆く。


歳を取って忘れるのはみんな一緒。

私も同じだよ。


と大して気にもしてなかったが、


今回の電話で、

ホントに認知症が始まっていると感じた。


我々の親は5人兄弟。


彼女の母親は早くから認知症になったが亡くなるのも早かった。


私の母も70歳を過ぎて認知症になった。

施設でお世話になって97歳まで生きた。


私の母が一番の長生きだった。


電話の向こうで、

もうひとりの従妹の話題になった。


彼女は私と同い年。


彼女の母親が、

寝たきりになって、

在宅介護をしているとか。


同居していた息子は早くに亡くなり、

嫁はすぐに子供と一緒に町に出た。


長女である従妹は、

実家に通い世話をしているとか。



歳を取るのは悲しい。


歳を取っても元気な人は沢山いるが、

その最期は結局誰かの世話になるしかない。


寝たきりの叔母は、

夜中にトイレにも行けずにおむつをしているのだろう。


自分がそうなった時、

頭がしっかりしてたら嫌だなあ。


姑は下の世話をされながら、

早く死にたいと涙ぐんでいた。



究極の選択。


ボケた方が幸せなのか。