晴れて暖かい。
とうとう桜開花。
残念なのは山桜。
私がソメイヨシノを見る機会は一生無いかも知れない。
道東も例年より春が早く、
農作業も早まっているようで、
農家からのお弁当の注文が入り出した。
お弁当を作って配達するのは工場だが、
注文の電話はスーパーの惣菜屋にかかってくる。
電話の相手はこちらの忙しさなど知った事ではない。
さて、
82歳のばあさんは電話が鳴っても絶対出ない。
今まではいい。
電話の受け答えができる人が必ず2人は居たから。
Rさんが居なくなって、
誰かが休みのふたり体制になったとき、
困る。
ばあさんは揚げ物のパック詰めしかできない。
いや、パック詰めだけでもやってくれる事は有り難い。
後片付けや掃除もやってくれる。
他の事で手が離せない時に電話が鳴ったらどうするか。
作業をほっぽらかして電話に出るしかない。
スーパーの陳列棚に商品を並べるより、
注文を受けるのが優先だから。
いや、いや、
82歳のおばあさんが居てくれて有り難い。
居なければ、
スーパーの惣菜部門は無しになるだろうから。
いや、
無くなった方がいいような。