七十路日記

日々の思いつき独り言

ひとり旅がいい

今日も晴れ。

朝は気温が低く車のフロントガラスは凍りついているが、

今日も休み。

予報の最高気温は20℃だそうで、

過ごしやすそう。


3連チャンの3日目のゆっくりの朝。


やっぱり嬉しい。

落ち着く。


毎日がこんなだと、

不安しか無いだろうが、


たまのゆっくりの時間だから嬉しい。


先日、

飛行機で千歳迄行き、

札幌市内まで列車に乗った。


昔昔の若い頃、

旅行と言えば汽車だった。


背もたれと座席の角度が90度で、

板張りの背もたれで座席も固かった。


そんなイメージしか無かったが、

今回乗った列車は背もたれも丁度の角度があって、

ソファーに座っているようだった。


列車に乗ったのは何十年振りだろう。


飛行機よりも旅行感が湧いた。


懐かしい感じさえした。




高校2年生の夏休み、

友人3人と学校に内緒で、

県外のユースホステルで住み込みでアルバイトをした事がある。


私ともうひとりは厨房のお手伝い。


毎日、

お昼はカレーライスの準備と、

夜はトンカツの準備。


夜の片付けと翌朝の準備が終わると、

地元の女子大生のバイトのお姉さん方と卓球を楽しんだり、

泊まり客の話を聞いたり。


ユースホステルのお客さんは

若い人が多かった。


大きなリュックを背負って、

キャラバンシューズを履いて、

旅慣れた若者が自慢げに全国のユースホステルのスタンプを見せてくれた。


私がカッコイイと思ったのは、

女性の一人旅。


私も一人旅に憧れた。



初めての一人旅は高校3年の冬休み。

夏休みに地元でアルバイトをしてお金を貯めて、


母の反対を押しきって、

冬の日本海を見たくて北陸へ旅に出た。


あの時に憧れた旅行スタイルの、

大きなリュックとキャラバンシューズで。


知らない人と相部屋で、

いろんな話ができて、

自分が大人になった気がした。


行く先々で、

いろんな人と知り合い、

まさに一期一会で別れて行き、


旅に酔った。


二十歳で北海道ひとり旅で、

北海道に縁ができて、


22歳で嫁いだ。


私の一人旅のオワリ。



結婚したら、

休みをもらうと里帰り。


旅は夢のまた夢になった。


母が生きている間は、

いつも私の旅先は実家。


飛行機とタクシーと長女の車か友人の車の助手席。



列車に乗る機会が無かった。


車ではなく、

ひとりで列車の旅がしたくなった。