七十路日記

日々の思いつき独り言

一夜明ければ

晴れ。


昨日は休みで、

今日は午後出勤。



さすが病院の治療や薬は効き目が大。


今朝は膝の痛みも少なく、

久し振りに家中に掃除機をかけた。


絨毯の上は目立たなかったが、

玄関ホールのフローリングの上や台所の角っこには、

抜けた猫の毛が綿毛になって、

蜘蛛の糸に引っ掛かって浮遊した感じで、

気にはなっていた。


見て見ぬ振りをしていたが、

とうとう今日はやっつけた。


痛みが少なくなって知る健康の有り難さ。


喉元を過ぎればすぐ忘れる愚か者だけど、

膝の痛みは無くなる事は無いので、


もっと酷くならない内に、

両膝に痛みが来ない内に、


やるべき事をやらなければと思う。


70代の内にやる事は終活。


物を減らす事。


我が家は今迄も断捨離もどきを何回もやったので、

少ない方だと思うが、


捨てきれないで、

必要で無いものがある。


持ち帰った母の着物や私に作ってくれたお気に入りの着物等。


最近又縫い物に目覚めたので、

色合いは好みでなくても、

縫う楽しみぐらいは残しておきたいと思うこの頃。


やっぱり捨てられそうに無い。



姑が編物をして、

編んで編んで出来上がった物は、

町の主催するバザーに出して、


売れなかった大量の品はこっそり捨てた。


編んだのは中途半端な巾と長さのマフラーとアクリルタワシ。

そうそう売れる物ではなかった。


タワシはマフラーを買ってくれた人におまけでで渡した。


1日中、

家でもデイサービスに行っても、

毛糸を編みつづけて、


スーパーの手芸コーナーの毛糸を姑が買い尽くして、

釧路に出かけた時にも買い求めた。


姑はボケない為にと毛糸を編み続けたが、

出来上がった大量の品物の始末が大変だった。


編むのが楽しみなら、

売れ残ったのを解いて編み直してと提案したが、


嫌がった。


毛糸代は姑の貯金から出していたので、

好きにすればいいと私も開き直り、


こっそり姑の編んだ物を解き、

姑の見えない所でひざ掛けを編んだりしたが、


編んだ物を家に置く訳にもいかず、


もらってくれる人を探したけれど、

私の知人なんて数が知れてる。


結局、

こっそり捨てるしかなかった。


そんな事があったので、

手作りを残すのは嫌だと思ったのだけど、


仕事をしなくなった時、

時間をつぶす趣味。


まさに姑が毛糸を編み続けたのと同じ理由。


ボケない為。



私も先の事は気にせず、

趣味は趣味として楽しむようにして、


終活は生活に不必要な物だけを始末するようにしたい。


余分な物は買わないが一番。