七十路日記

日々の思いつき独り言

受け継ぐ

今日も曇りで寒い。


昨夜職場の留守番中に、

夕方に実家に着いたはずの息子に電話をしてみた。


駅に着いて歩いて行こうとしたが、

道が分からず迎えを頼んだとか。


所々覚えていて懐かしいと言う。



昔、

今も有るか分からないが、


ジュニアパイロットという名目で、

12歳以下の子供だけの搭乗でも、

終着の空港まで送ってくれるサービスがあった。


長女は中学生になっていたが、

小学生と嘘を付き、

長女と長男を実家に送り込み、

ひと夏を過ごさせた事があった。


まだ母も父も元気だった頃。


長男は自転車を預けられて、

知らない町を冒険したようだ。


長女と11歳離れた次女も、

小学3年生の時の夏休みにひとりで実家に行かせた。


その時は長女が実家から専門学校に通っていたので、

両親が年を取っていても、

ひとりで行かせる事に心配はしていなかった。



長女が結婚して、

子供が3人できて、


自分が経験したように、

3人の子供が大きくなった時、


孫長男は中学生になっていたがやはり小学生と年齢をごまかして、

ジュニアパイロットを活用して、

夏休みを我が家で暮らした。


我が家に着いた時、

孫長男が不満を言った。


羽田空港からの待ち時間は3時間以上だったが、

俺ら部屋に閉じ込められて、

外に出してもらえなかった。


ちょっと笑えた。


我が家の子供達からその事は聞かなかった。


ど田舎育ちの子供だった我が子達は、

人混みに出る勇気は無くて、

言われるままに本を読んだりお絵かきをしたりで時間を過ごしたようだ。



母は小学生の私をひとりで隣町の母の実家に行かせて、

夕方仕事を終えた母と母の実家で合流した。


私は子供達だけで飛行機に乗せて実家に行かせ、


その子供は孫達だけで飛行機に乗せ、

自分の実家によこした。


子育ても親の影響を受けるようだ。