七十路日記

日々の思いつき独り言

老人性記憶力の低下

昨夜仕事で遅く帰ってきて、

風呂に入って寝たのは10時近くだったのに、


夫は自分が出かける朝5時に寝ている私に、

「行ってくる」と声をかけて家を出た。


私が休みの日ぐらいほって置いて欲しい。と何回も言っているのに。


そんな訳で、

私は休みの日でも午前中が長い。



若い頃から部屋の模様替えが好きだった。


それはいつも夫の留守中。


飲ん兵衛だった夫は仕事を終えてからよく出かけた。

午前様だった。


昼間も寄り合いとかで出かける事が多かった。


部屋数は少なかったが、

箪笥をあっちの部屋からこっちへ移動させたり、

茶箪笥を移動させたり向きを変えたり。


誰にも手伝ってもらわず、

夜から夜中にかけてでも思い付いたら

大きな家具も中身を全部出してひとりで移動させた。


夫が帰ってきて、

服を着替えようとしても箪笥がいつもの場所になかったり、


やっと覚えた物の置き場所がまた変わったりと、


子供達からもよく文句を言われたが、

模様替えは楽しかった。


いつ頃からだろう。


引き出しの中の整理や置き場所を変えたりすると、

自分自信が置いた場所を探すようになって、


模様替えの趣味は辞めたのは。


最近の家具の移動は、

姑が亡くなった3年前。


空いた姑の8畳の部屋に、

我々夫婦のベットを持ち込み、


分解した引き出し箪笥を2つ置いて、

夫の衣類と私の衣類を分けた。


それ以来、

物の置き場所は変えていない。


しかし定位置に置き忘れた物を探す毎日。


特にスマホ。


電話がかかってきて話をしたり、

メールのやり取りをした場所にそのまま放置して、

電話をした事も忘れて、


翌日探す始末。


夫に電話をかけてもらって、

音の鳴る方へ出向く。


スマホならまだいい。


探す方法があるから。


老眼鏡は返事をしてくれない。


100均の老眼鏡をあちこちの使う場所に置いてある。


眼鏡屋さんで目に合わせて作った老眼鏡はお出掛け用だ。


コロナが流行って、

必要な場所に店側の老眼鏡を置かなくなって、

自前の老眼鏡を持って行くようになったが、


家の中では100均の眼鏡で間に合っているから、


いざ出掛けようとしてもお出掛け用眼鏡が何処にあるか分からない。


いつ使ったか記憶を頼り、

広くない家を探す。


何故こんな場所に、という事が結構ある。


隠し物もできない。

自分も忘れるから。


大事な物の場所は変えない。

必要な物は見える場所に。


台所の調味料の買い置きも見える場所に置いてある。


安いと思って買って来ると、

買い置きがいっぱいあったりするから、

見える化した。


記憶力低下の私流対処方だ。